![]() ![]() |
|||
前書 延暦寺とは、比叡山の山内にある1700ヘクタールの境内地に点在する約100ほどの堂宇の総称です。延暦寺という一棟の建造物があるわけではありません。山内を地域別に、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」の三つに区分しています。これを三塔と言い、それぞれに本堂があります。更に細分化して三塔十六谷二別所とされることもあります。 |
|||
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)根本中堂(こんぽんちゅうどう) | |||
![]() かおり風景100選 【比叡山延暦寺の杉と香】 平成24年09月27日 |
![]() 人と自然が織りなす日本の風景百選 【京都を護る霊峰・比叡山】 平成26年10月29日 |
||
比叡山1.根本中堂 延暦寺は、滋賀県大津市坂本本町4220にある天台宗の総本山寺院です。本尊は薬師瑠璃光如来。 根本中堂は、比叡山延暦寺の総本堂であり、東塔エリアの中心となるお堂です。延暦07年(西暦788年)、伝教大師・最澄が創建した一乗止観院(いちじょうしかんいん)が起源となるお堂です。現在の建物は、江戸幕府3代目将軍・徳川家光によって再建されたものです。 |
|||
![]() 西国三十三所観音霊場御礼参り 【延暦寺・根本中堂】 平成24年09月27日 |
![]() 西国四十九薬師霊場49番札所 【延暦寺・根本中堂】 平成26年10月29日 |
![]() 神仏霊場150番札所 【延暦寺・根本中堂】 平成26年10月29日 |
東海四十九薬師霊場特別札所 【延暦寺】 令和07年**月**日 |
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)大講堂(だいこうどう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・東塔 【大講堂】 平成24年09月27日 |
比叡山2.大講堂 東塔にある大講堂です。本尊は大日如来。 大講堂は、東塔に入ると最初に出会う建物です。根本中堂とともに、僧侶たちが修行と研鑽に励む中心的な場所です。講義や問答が行われ場所で、各宗派の代表的な僧侶の肖像画が飾ってありました。 |
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・大講堂】 平成24年09月27日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)阿弥陀堂(あみだどう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・東塔 【阿弥陀堂】 平成26年10月29日 |
比叡山3.阿弥陀堂 東塔にある阿弥陀堂です。本尊は阿弥陀如来。 阿弥陀堂は、信徒たちが先祖の冥福を祈り、供養を行うための中心的な場所です。先祖回向(せんぞえこう)というそうな。 |
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・阿弥陀堂】 平成26年10月29日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)法華総持院東塔(ほっけそうじいんとうとう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・東塔 【法華総持院東塔】 平成26年10月29日 |
比叡山4.法華総持院東塔 東塔にある法華総持院東塔です。本尊は大日如来、五智如来。 法華総持院東塔は、伝教大師・最澄が構想した六所宝塔(ろくしょほうとう/仏法の力によって国家と国民を守るため、日本全国の6つの聖地に宝塔を建立する計画)の中心となる塔です。現在の塔は、昭和55年(西暦1980年)に伝教大師・最澄の入滅1200年を記念して再建されたものです。 |
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・法華総持院東塔】 平成26年10月29日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)文殊楼(もんじゅろう) | |||
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・文殊楼】 平成24年09月27日 |
比叡山5.文殊楼 東塔にある文殊楼です。本尊は文殊菩薩。 延暦寺の文殊楼は、平安時代前期に天台宗第3代座主の慈覚大師(じかくだいし)・円仁(えんにん)が、五台山の文殊菩薩堂に倣って創建したと伝えられています。 |
![]() 文殊めぐり 【延暦寺・文殊楼】 平成24年09月27日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)萬拝堂(まんぱいどう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・東塔 【萬拝堂】 平成26年10月29日 |
比叡山6.萬拝堂 東塔にある萬拝堂です。本尊はありません。 萬拝堂は、平成03年(西暦1991年)に建立された新しい堂宇です。これは、比叡山が宗派や宗教の垣根を越え、広く人々の平和と幸福を願うという、普遍的な祈りの場所とされています。 |
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・萬拝堂】 平成26年10月29日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)東塔(とうどう)大黒堂(だいこくどう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・東塔 【大黒堂】 平成26年10月29日 |
比叡山7.大黒堂 東塔にある大黒堂です。本尊は三面出世大黒天(大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった姿)。 大黒堂の本尊は、伝教大師・最澄が彫ったとされる大黒天です。豊臣秀吉が信仰したことでも知られ、その後の出世と天下統一の成功から立身出世を夢見る野心家に人気です。 |
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・大黒堂】 平成26年10月29日 |
|
比叡山(ひえいざん)無動寺谷(むどうじだに)明王堂(みょうおうどう) | |||
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・無動寺明王堂】 平成26年10月29日 |
比叡山8.無動寺明王堂 東塔の無動寺谷にある明王堂です。本尊は不動明王。 明王堂は、寺伝によると、貞観07年(西暦865年)に千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)の始祖として知られている相応和尚(そうおうかしょう/建立大師)によって創建されたと伝わります。千日回峰行の拠点です。 |
![]() 近畿三十六不動尊霊場26番札所 【無動寺・明王堂】 平成26年10月29日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)西塔(さいとう)釈迦堂(しゃかどう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・西塔 【釈迦堂】 平成24年09月27日 |
比叡山9.釈迦堂 西塔にある釈迦堂(転法輪堂)です。本尊は釈迦如来。 釈迦堂は、豊臣秀吉が園城寺の金堂を比叡山に移築したと言われています。比叡山最古の建物とされています。本尊の釈迦如来は、伝教大師・最澄の作とされています。 |
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・釈迦堂】 平成24年09月27日 |
|
比叡山(ひえいざん)黒谷(くろだに)浄名山(じょうみょうざん)青龍寺(せいりゅうじ) | |||
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・青龍寺】 平成26年10月29日 |
比叡山10.青龍寺 黒谷別所にある青龍寺です。本尊は阿弥陀如来。 青龍寺は、天台宗の寺院ですが、浄土宗総本山の知恩院が管理している珍しい寺院です。円光大師・法然が、15歳から43歳までの29年間、仏教の修行に励んだ場所です。 |
![]() 法然上人二十五霊場特別霊場 【青龍寺】 平成26年10月29日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)横川(よかわ)横川中堂(よかわちゅうどう) | |||
![]() 比叡山めぐり 【延暦寺・横川中堂】 平成24年09月27日 |
比叡山11.横川中堂 横川にある横川中堂です。本尊は聖観世音菩薩。 横川中堂は、慈覚大師・円仁(えんにん)によって創建されたお堂です。平安時代の豪華な宝船を模して造られたと伝えられています。 |
![]() 新西国三十三観音霊場18番札所 【横川中堂】 平成24年09月27日 |
|
比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)横川(よかわ)四季講堂(しきこうどう) | |||
![]() 比叡山延暦寺・横川 【四季講堂】 平成24年09月27日 |
比叡山12.四季講堂 横川にある四季講堂(元三大師堂)です。本尊は元三大師(良源)。 四季講堂は、天台宗中興の祖とされる元三大師(がんざんだいし)・良源が修行した場所です。元三大師がおみくじを考案したと言われており、元三大師堂は「おみくじ発祥の地」とされています。 |
![]() 比叡山めぐり 【四季講堂】 平成24年09月27日 |
|
![]() ![]() |
|||
満願 記録が残っている範囲になりますが、比叡山には平成24年09月27日と平成26年10月29日に参拝しています。平成26年10月29日の時点で、12の堂宇で御朱印がありました。 |
|||
![]() ![]() |
|||
前書 繖五山(きぬがさござん)は、東近江市と近江八幡市にある繖山(きぬがさやま)の古刹巡りになります。特に巡礼コースとして整備されていませんので、霊場事務所や専用の御朱印帳などはありません。 |
|||
繖山(きぬがささん)観音正寺(かんのんしょうじ) | |||
![]() 【観音正寺】 本堂 平成24年01月02日 |
![]() 日本100名城 【観音寺城】 令和05年09月12日 |
![]() 【観音正寺】 本堂 平成25年06月27日 |
|
繖五山1.観音正寺 観音正寺は、滋賀県近江八幡市安土町石寺2にある天台宗系の単立寺院です。本尊は千手観世音菩薩。 観音正寺は、繖山(きぬがさやま)の山頂近くに位置しており、日本五大山城の一つである観音寺城の城跡にあたります。 |
|||
![]() 繖五山めぐり 【観音正寺】 平成24年01月02日 |
![]() 西国三十三所観音霊場32番札所 【観音正寺】 平成24年01月02日 |
![]() 近江三十三観音霊場19番札所 【観音正寺】 平成25年06月27日 |
![]() 神仏霊場139番札所 【観音正寺】 平成28年10月05日 |
繖山(きぬがさやま)善勝寺(ぜんしょうじ) | |||
![]() 繖五山めぐり 【善勝寺】 平成26年07月17日 |
繖五山2.善勝寺 善勝寺は、滋賀県東近江市佐野町909にある曹洞宗の寺院です。本尊は十一面観世音菩薩。 善勝寺は、聖徳太子の叔父とされる良正によって開かれたと伝承があります。元は「釈善寺」という名前だったそう。 |
![]() 近江三十三観音霊場 20番札所【善勝寺】 平成26年07月17日 |
|
御都繖山(ぎょときぬがささん)石馬寺(いしばじ) | |||
![]() 繖五山めぐり 【石馬寺】 平成26年07月17日 |
繖五山3.石馬寺 石馬寺は、滋賀県東近江市五個荘石馬寺町823にある臨済宗妙心寺派の寺院です。本尊は十一面千手観世音菩薩。 石馬寺は、聖徳太子伝説があります。聖徳太子が乗っていた馬が突然動かなくなり、傍らの松の木に繋いで山に登って祈りを捧げました。戻ってくると、馬は石と化して池に沈んでいました。 |
![]() 湖国十一面観音霊場9番札所 【石馬寺】 平成26年07月17日 |
|
繖山(きぬがさやま)桑実寺(くわのみでら) | |||
![]() 繖五山めぐり 【桑実寺】 平成27年01月21日 |
繖五山4.桑実寺 桑実寺は、滋賀県近江八幡市安土町桑実寺675にある天台宗の寺院です。本尊は薬師瑠璃光如来。 桑実寺は、創建した定恵(じょうえ)が遣唐使として唐に渡った際、日本に初めて桑の実を持ち帰り、この地で養蚕を始めたことに由来すると伝えられています。通称・桑峰薬師(くわのみやくし)です。 |
![]() 西国四十九薬師霊場46番札所 【桑実寺】 平成27年01月21日 |
|
繖山(きぬがさやま)無量寿院(むりょうじゅいん)安楽寺(あんらくじ) | |||
![]() 安楽寺 本堂 平成28年10月05日 |
繖五山5.安楽寺 安楽寺は、滋賀県東近江市安楽寺町986にある天台宗の寺院です。本尊は千手十一面観世音菩薩。 安楽寺は、推古天皇の勅願により聖徳太子が創建したと寺院と伝承が残っています。また本尊は、聖徳太子が自ら彫ったと伝えられていますが、秘仏で見ることは出来ませんでした。 |
![]() 繖五山めぐり 【安楽寺】 平成28年10月05日 |
|
![]() ![]() |
|||
満願 繖五山は、巡礼コースとして整備されていないので番号は、私の参拝順です。繖五山めぐりは、聖徳太子のゆかりであったり、六角氏の本拠地・観音寺城との結びつきなど歴史的な面白みがあります。六角氏は、比叡山延暦寺と協力関係にあり、六角氏を追放した織田信長は後に延暦寺焼き討ちを行うことになります。 善勝寺と石馬寺は、現在は違う宗派になっていますが、六角氏の時代は、繖五山はいずれの寺院も天台宗でした。 |
|||
![]() ![]() |
|||
[南都七大寺] [真言宗十八本山] [天台宗総本山] [浄土宗七大本山] [法然上人二十五霊場] [浄土真宗十本山] [臨済宗十五本山] [曹洞宗両大本山] [成田山めぐり] [大仏めぐり] [文殊めぐり] [未分類の仏閣] [伝統仏教・本山めぐり]に戻る [神社仏閣めぐり]に戻る [トップページ]に戻る |