466.日本7周目その61:奄美大島に上陸!【前編】


 平成30年06月04日17時半からです。


 今回はマリックスラインでした。

 奄美大島の名瀬港行きまで9,260円でした。


 今回、私が乗船するクイーンコーラル8です。


 この甲板で思い出した。この船、10年ほど前に沖縄に行った時も乗った奴だ。


 マリックスラインとマルエーフェリーは、18時に鹿児島を出て、翌日05時に名瀬港(奄美大島)、09時10分に亀徳港(徳之島)、11時30分に和泊港(沖永良部島)、13時40分に与論港(与論島)、16時40分に本部港(沖縄本島北部)と離島を順番に巡ってくれます。

 便数の兼ね合いで各離島の滞在時間の調整がとても悩ましい所です。


 桜島を眺めながら出航です。


 夕食にはカレーにしました。ご馳走様です。


 開聞岳です。

 開聞岳を見ると、学生の頃、訪問した知覧特攻平和会館で読んだ大東亜戦争末期、開聞岳を越えて行った英霊たちの遺書が蘇って来て自然と涙が出そうになります。

 私が60年早く生まれていたならば、こんな自由に旅なんて夢のまた夢だったろうな。


 平成30年06月05日05時です。

 はい、仮眠をしていると奄美大島の名瀬港に到着です。

 人生初の奄美大島です。残念ながら外は雨です。そして時間を潰す施設が見当たりません。


 仕方がないので、名瀬港のターミナルというか待合所で、レンタカー屋の開く時間まで下調べしながら待機します。

 意外と思われる方もいると思いますが、奄美大島は文安04年(西暦1447年)に琉球王朝が侵攻して支配していました。

 慶長14年(西暦1609年)に江戸幕府の承認の下、島津軍が制圧しています。その1ヶ月後、琉球王朝が降伏し、首里城開城して、奄美群島は薩摩藩の直轄地になりました。

 昭和20年(西暦1945年)から昭和28年(西暦1953年)までの間、日本の敗戦に伴い、米軍に占領統治を受けています。

 奄美群島は、昭和28年12月25日午前0時をもって日本に返還されました。米国政府は「日本へのクリスマスプレゼント」と発表しました。


 2時間ほどでダラダラ時間を過ごして、徒歩でレンタカー屋さんまで向かいます。

 途中、今晩泊まる予定の奄美ポートタワーホテルの場所確認です。


 雨が本降りになったり小降りになったり繰り返すので、雨宿りしながら進みました。

 すれ違いに見かける奄美大島の学生さんも傘ささないで雨に打たれながら通学している姿がチラホラ。天気予報が外れたのかな。


 ファミリーマートを発見したので、ここで朝食にします。


 私のイメージより全然交通量が多いですね。

 奄美大島は、結構大きな島で、我が国の施政権の範囲内ならば、本州>北海道>九州>四国>沖縄本島>佐渡島>奄美大島と7つ目に大きな島です。

 現状日本の施政権が及ばない日本固有の領土を取り戻すことが出来れば、樺太(からふと)、択捉島(えとろふとう)、幌筵島(ぱらむしるとう)、国後島(くなしりとう)、得撫島(うるっぷとう)は奄美大島より大きな島です。


 レンタカー屋さんが空く8時になったので早速借りに行きます。

 今回もトヨタレンタカーを利用します。


 行き当たりばったりの私でも流石に離島のレンタカーだけは船や飛行機に乗る前に予約しています。

 7,020円でした。


 道の駅「奄美大島」に立ち寄ります。

 九州の道の駅スタンプラリーの難関の一つです。


 敷地内にはマングローブが見てとれます。有料でカヌー体験が出来ます。


 マングローブ原生林です。

 マングローブ原生林は、鹿児島県奄美市住用町石原に広がる原生林です。

 マングローブとは、熱帯・亜熱帯地域の湿地帯や干潟に生息する植物の総称です。こちらのマングローブ原生林は、メヒルギとオヒルギで構成されています。


 マングローブ原生林は、役勝川(やくかつがわ)と住用川(すみようがわ)が合流する河口域を中心に広がっており、その面積は71km2と紹介されています。

 奄美群島国立公園の特別保護地区として保護されています。日本では西表島に次いで大きなマングローブ原生林とされています。


 雨は上がったものの、小康状態です。


 ホノホシ海岸に向かって走っている途中、綺麗な海が見えたので撮影しますが、やっぱり海の写真は、天気次第ですね。


 水中に電柱らしきものを立てて、いったい何しているのかな?

 不思議に思って地元の方に聞いてみると、海老の養殖をしているのだとか。


 ホノホシ海岸に到着です。

 駐車場が整備されており、そこから少し歩くとホノホシ海岸のモニュメントがありました。


 ホノホシ海岸は、鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈にある海岸です。

 海岸一帯が荒波に削られた丸い石で埋まっています。


 波が引くときにゴロゴロ鳴っています。


 独特な音風景なので、どうせなら日本の音風景に選ばれていたらいいのにな。

 天気が悪いからか時間が早いからか、他の観光客は少な目で、中々心地よい空間でした。

 なお、ホノホシ海岸の石は条例により持ち出し禁止と案内されていました。

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