456.日本7周目その51:中通島に上陸!その2


 平成30年06月01日08時前からスタートです。


 レンタカーまでの時間に散歩します。

 昨夕、下見した海童神社です。今日は登っちゃいます。


 中通島でも宜しくお願いします(お参り)。


 ベンチが設置されているもののちょっと虫が多くて、ここで休憩はしんどいかな。


 続けて、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【有川捕鯨関連文化遺産】の構成要件の一つ【鯨見山】の攻略です。

 元禄04年(西暦1691年)に有川鯨組が創業されて以来、鯨見の番人が鯨の状況を見張る山であったのが鯨見山です。


 石階段を登ってる途中に観音堂がありました。


 なんて言う花かな?勿論、存じ上げません。


 こちらは有川港です。

 鯨を見ていた山だけあって展望が開けています。


 鯨見小屋です。

 なんか想像してたより、綺麗な状態です。再現されて間もない感じです。


 室内に入ることも出来ました。

 少々不用心な気もしますが、双眼鏡まで置かれており、観光客に優しいですね。


 鯨見小屋からの展望です。

 鯨一頭で七浦が潤うと言われていたというので、捕鯨主体の漁村は、団結力が強そうですね。


 こちらは有川の集落です。

 思っていた以上に大きな集落です。これなら飲食店もありそうだ。


 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【有川捕鯨関連文化遺産】の構成要件の一つ【鯨供養碑】です。

 そろそろレンタカーの予約していた時間が近づいてきたので、レンタカー屋さんに向かいます。


 トヨタレンタカーを利用します。

 この車が、中通島での相棒です。


 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【有川捕鯨関連文化遺産】の構成要件の一つ【弁財天宮】です。

 弁財天宮は、長崎県南松浦郡新上五島町有川郷359-20にある神社です。

 現地は車だと通り過ぎてしまいUターンして戻ってきました。


 弁財天宮は、現地の案内によると、元禄04年(西暦1691年)に五島藩有川と富江藩魚目が有川湾の海境争いが起こった際、江口甚右衛門が江戸公訴の道中に鎌倉弁才天に勝訴祈願をしたところ、有川側の勝訴で決着したことから、その分霊を有川鯨組の守り神として祭った神社です。


 赤い橋は、頭ヶ島(かしらがしま)大橋です。

 頭ヶ島大橋は、頭ヶ島と中通島を結ぶ全長300mの橋で、昭和56年(西暦1981年)に架橋されました。

 頭ヶ島は、現在、人口10人ちょっとしかいないらしいです。それって限界集落では。


 頭ヶ島天主堂(かしらがしまてんしゅどう)です。

 頭ヶ島天主堂は、長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638にある教会です。


 頭ヶ島天主堂は、鉄川与助さんの設計施工によって建設され、近くの石を切り出して、大正08年(西暦1919年)にコンパス司教により祝別された、とあります。

 世界文化遺産【長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産】の認定でこれから観光客増えそうですね。


 頭ヶ島天主堂の近くにあった墓地です。西洋風ですね。「頭ヶ島キリシタン墓地」として案内されています。

 江戸時代末期の慶応03年(西暦1867年)の調査によると、当時の頭ヶ島では人口約130人の中、1軒を除いて全員がキリシタンだったようで、寧ろ、その1軒の人が周りに流されない信念の人だな、立派な人だなとまず思った私は捻くれ者だろうか。


 2つ目、旧鯛之浦教会(きゅうたいのうらきょうかい)です。

 旧鯛之浦教会は、長崎県南松浦郡新上五島町鯛之浦郷326にある教会です。

 現地では、手前に近代的な造りの教会があり、奥にレンガ造りの教会がありました。


 案内によると、旧鯛之浦教会は、明治14年(西暦1881年)にブレル神父が赴任して上五島の拠点となった教会なのだとか。

 明治36年(西暦1903年)に建替えられて、昭和24年(西暦1949年)にレンガ造の塔(鐘塔)が増設されました。そこには、旧浦上天主堂の被爆レンガを一部使用しているのだとか。


 旧鯛之浦教会の後方に銅像が並んでいます。

 一番左の方が、ブレル神父と案内されています。左から2人目の立っている人はヨハネ五島さんです。ヨハネ五島さんは日本二十六聖人の一人として殉教者にされています。

 日本二十六聖人とは、豊臣秀吉の命令によって長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者を指します。


 北上して、3つ目、丸尾教会(まるおきょうかい)です。

 丸尾教会は、長崎県南松浦郡新上五島町丸尾郷940にある教会です。


 丸尾教会は、頭ヶ島天主堂を造った鉄川与助さんの地元のようで丸尾教会も鉄川与助さんが設計施工したのだとか。

 現在の建物は大規模修繕されたものです。

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