428.日本7周目その23:剣山に登ろう!


 平成30年05月20日の午後からです。


 香川県から徳島県に入って道の駅「大歩危」です。

 大歩危(おおぼけ)というネーミングセンス豊かな場所で鯉幟を眺めて一服します。


 重要伝統的建造物群保存地区【徳島県三好市東祖谷山村落合】です。

 三好市東祖谷山村(ひがしいややまそん)落合(おちあい)地区は、徳島県三好市東祖谷山村にある急斜面を開発した山村集落です。


 三好市東祖谷山村落合地区は、祖谷川と落合川の合流点より山の斜面にそって広がる集落で、江戸時代中期から昭和時代初期にかけて建築された建物や石垣が急斜面に建っています。

 落合地区の集落内の標高差が390mに及びます。祖谷川を挟んだ対岸に展望スポットが設置されたようですが、そっちも山なんだなぁ。


 徳島県の山岳地帯を流れる祖谷川が作り出した渓谷は、平家の落ち武者伝説を生むほど隔離された秘境感が溢れています。

 我が国が近代化するまでまさに陸の孤島であったろう想像出来る立地です。


 奥祖谷二重かずら橋です。

 奥祖谷二重かずら橋は、徳島県三好市東祖谷菅生620を流れる祖谷川に架かるかずら橋です。

 奥祖谷二重かずら橋は、男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本あり、夫婦橋とも言われ、2つのかずら橋で構成されています。


 橋を一本渡った後の一服中です。

 元々高所恐怖症の私には何が楽しくて550円払って罰ゲームしているんだという気持ちでスルーを繰り返してきた場所です。

 前回「祖谷のかずら橋」をクリアしたので、今回は勇気を出して「奥かずら」にもチャレンジした次第ですが、物凄く、消耗しました。


 ここでミニスカートの美人が通るのを待ってようかとも思いましたが、今日は剣山まで行きたいのでもう一頑張りして戻ることにしました。


 祖谷のかずら橋は、一方通行になっている橋なので一度渡ればそれでお仕舞なんですけど、奥祖谷二重かずら橋は、男橋と女橋の往復ビンタなんですよね。

 かずら橋は、実際はしっかりしたワイヤーで補強されているのですが、ワイヤーがあっても怖いものは怖いのです。


 足をガクブルさせながらも撮影する中年の横を小学生が走るように抜けていきます。

 や、やめて!揺らさんといて!おっちゃん怖いんやぁ!(心の声)

 ええ加減にせな、祖谷川に放り込んだるぞ!?揺らすなぁ!(心の叫び声)


 はい。剣山(つるぎさん)です。

 剣山は、徳島県にある標高1,955mの山です。時間が無いのでサクサク登ります。


 剣山は、徳島県の最高峰にして、愛媛県にある石鎚山(標高1,982m)に次いで、近畿より西側では2番目に高い山です。

 標高が高いのですぐ天気が変わります。一瞬で真っ白になりました。写真撮れへんやん。


 ゴールが見えてきました。


 剣山(つるぎさん)本宮(ほんぐう)宝蔵石(ほうぞうせき)神社です。

 剣山本宮宝蔵石神社は、徳島県美馬市木屋平字川上にある神社です。


 もう来ないと思うので、御朱印を頂いておきます。


 剣山は、古くから修験道の山として知られています。

 社殿の背後にそびえ立つ巨大な岩石・宝蔵石(ほうぞうせき)がご神体とされ、安徳天皇(第81代陛下)の宝剣が納められているという伝説があります。


 山頂には山岳信仰の表れか、注連縄が巻かれていました。


 剣山は以前にも登っていましたが、思っていた以上に体力が落ちているのか、体重が重くなっているのか、しんどかったです。

 今回の旅路の大きな目標に縄文杉チャレンジを狙っていますが、この体力で歩ききれるだろうか。


 遅めのスタートだったので、休憩所ももう店じまい感が出ています。


 下山は別ルートを使います。石灰岩が露出しています。


 大剣神社(おおつるぎじんじゃ)です。

 神社の表には「天地一切の悪縁を絶ち、現生最高の良縁を結ぶ」と大きく書かれています。

 贅沢は申しません。共働きなら生活費を半分担当してくれる女性と出会えますように。飲んだくれずにちゃんと家に帰ってきて洗濯と掃除してくれるなら専業主婦でも満足です。

 料理は半額シールが貼られた惣菜でも不満は申しません。そんなに高望みではないバツイチです!よろしく!


 昭和の名水百選【剣山御神水】です。

 剣山御神水(おしきみず)は、剣山山頂に浸透した雨水が湧き出したもので、山頂付近に鎮座している大剣神社の御神水として重宝されてきました。

 ひょっこりとモグラかネズミが顔を出して驚きました。写真に収めたい衝動に駆られましたが、残念ながら時間切れ、急いでロープウェイ乗り場に戻ります。


 ふ〜〜危なかった!最終便5分前に到着です。


 私は登山家ではないただのデブなので文明の力を使うことに躊躇はありません。


 美馬市木屋平交流施設「つるぎの湯 大桜」に立ち寄ります。

 「つるぎの湯 大桜」は、徳島県美馬市木屋平川井270にある入浴施設です。日帰り入浴500円と良心的な設定です。


 併設されているレストランで夕食にします。

 奥の方で電子レンジがチンする音が二回ほど聞こえて出てきたカツカレーです。レトルトカレーも大好きな私です。ご馳走様です。


 どうやら土砂災害の影響は大きいようだ。

 このまま徳島県南部に移動したかったのですが、大きく迂回移動するしかないなぁ。

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