399.九州遠征その24:九州西国三十三観音霊場・満願


 平成30年01月04日です。

 本日で九州西国三十三観音霊場を満願したいと思います。


 九州西国三十三観音霊場29番札所【千如寺】を参拝です。

 千如寺(せんにょじ)は、福岡県糸島市雷山626にある真言宗大覚寺派の寺院です。


 千如寺は、寺伝によると、天竺から渡来した清賀(せいが)の開創と伝えられています。

 最盛期には300もの僧坊があったと伝えられています。通称・雷山観音(らいざんかんのん)として知られています。


 九州西国三十三観音霊場30番札所【正覚寺】を参拝です。

 正覚寺(しょうがくじ)は、福岡市城南区東油山508にある臨済宗東福寺派の寺院です。


 正覚寺は、寺伝によると、天竺から渡来した清賀が、この地で椿の実から油を搾る製法を伝え、その油を諸寺に送ったことから「油山」という地名が生まれたと伝えられています。

 通称・油山観音(あぶらやまかんのん)です。


 九州西国三十三観音霊場33番札所【観世音寺】を参拝です。

 観世音寺(かんぜおんじ)は、福岡県太宰府市観世音寺5-6-1にある天台宗の寺院です。


 観世音寺は、日本書紀によれば、天智天皇(第38代陛下)が母の斉明天皇(第35代・第37代陛下)の菩提を弔うために発願され、天平18年(西暦746年)に約80年を費やして完成したと伝わります。


 日本最古とされる梵鐘が国宝に指定されています。

 宝物殿は500円しますが、一度見ておいて損はないと思います。建物内は写真撮影禁止だったので写真はありませんが、神社仏閣の宝物殿などの有料拝観で期待値を超えてくる所は少ないですが、観世音寺は超えてきました。


 御朱印を頂戴すると同時に満願証を頂けます。


 三大天満宮【太宰府天満宮】を参拝していきます。

 太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)は、福岡県太宰府市宰府4-7-1にある神社です。


 人混みが苦手なので最終日に持ってきたんですが、それでも大行列でした。

 かおり風景100選【太宰府天満宮の梅林とクスノキの森】に選ばれていますが、梅林はまだまだ蕾だらけでした。


 太宰府天満宮にある心字池(しんじいけ)架かる3つの太鼓橋は、過去・現在・未来を表しており、この橋を渡ることで心身が清められるとされています。


 日本100名城【大野城】です。

 大野城(おおのじょう/おおののき)は、福岡県太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町に跨る城跡です。


 天智天皇04年(西暦665年/第38代陛下の時代)に築城された古代山城です。日本書紀にも登場する城郭で、白村江の戦いで敗れた後、本土防衛の為に築城されたと言われています。


 九州西国三十三観音霊場32番札所【龍宮寺】を参拝です。

 龍宮寺(りゅうぐうじ)は、福岡市博多区冷泉町4-21にある浄土宗の寺院です。

 龍宮寺には、寺伝によると、貞応02年(西暦1223年)に博多沖で漁師の網に巨大な人魚がかかり、当時の住職が人魚を供養し、この寺に埋葬したという人魚伝説があります。

 その際、人魚が龍宮の使いであることから寺号を龍宮寺に変更したと伝わります。


 香椎宮(かしいぐう)です。

 香椎宮は、福岡市東区香椎4-16-1にある神社です。


 香椎宮から徒歩10分ほどの場所に昭和の名水百選【不老水】があります。

 不老水(ふろうすい) は、福岡市東区にある香椎宮(かしいぐう)の湧水です。


 昭和の名水百選【不老水】の認定書も掲げられています。


 香椎宮は、祭祀に際して天皇陛下により勅使が遣わされる勅祭社(ちょくさいしゃ)です。勅祭社は、全国16社しかなく、極めて高い格式を維持しています。

 戻って御朱印を頂戴して後にします。


 九州西国三十三観音霊場31番札所【鎮国寺】を参拝です。

 鎮国寺(ちんこくじ)は、福岡県宗像市吉田966にある真言宗御室派の寺院です。


 鎮国寺は、寺伝によると、大同元年(西暦806年)に弘法大師・空海が唐からの帰国後、日本で最初に創建した真言密教の道場と伝えられています。また宗像大社の神宮寺であったと伝わります。

 ちかくに宗像大社がありますので主要道路は渋滞していました。ぐるっと裏山を回る形で近づきました。

 こちらで予定通り、九州西国三十三観音霊場・満願となりました。

 九州西国三十三観音霊場は、現地に住職さんのいらっしゃらない札所も多く、書置きがなく再訪したり、郵送して頂いたり、なかなか苦労しましたが限られた日数の中でちゃんと巡れて満足しています。


 九州自動車道に乗って「めかりPA」です。


 夕食はがっつり唐揚げ定食を食べて東に向かいます。

 広島県のホテルに入ります。


 翌日、天気が良ければ宮島に上陸しようかと思っていましたが、天気に恵まれず真っ直ぐ帰路につきました。

 写真は今回の旅路で回収出来たご当地サイダーです。大分のかぼすサイダーと阿蘇の鉄馬サイダーです。


 今回の旅路は、8泊9日3,029kmの行程です。前半戦は車中泊でしたので燃費18.6km/hでした。

 まだまだ九州には遣り残したことが多いのでじっくり狙ってみたいと思います。

 写真は、熊本地震で被害を受けた阿蘇神社復興のためにという思いから誕生した蛍丸サイダーです。くまモンサイダーも阿蘇の湧水から作られている阿蘇のご当地サイダーです。

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