431.日本7周目その26:四国最南端・足摺岬を歩こう!


 平成30年05月22日07時前からです。


 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【久礼大正町市場】です。

 久礼大正町市場は、高知県高岡郡中土佐町久礼にある商店街です。

 大正町市場は、明治時代の中頃に漁師の女将さん達が、旦那や息子の捕ってきた小魚を売り出したのがキッカケと言われています。


 こちらの大正町の名は、大正04年(西暦1915年)に市場周辺一帯の230戸が焼失する大火事に見舞われた際に、大正天皇より350円が復興費として届けられ、これに深く感激した町民がそれまでの旧地蔵町通りを大正町市場に改名したのだとか。

 大正天皇のお人柄が偲ばれる良い場所です。

 一般的な朝に盛り上がる市場とは違いますので、午前07時前の訪問だと静かなものです。10時くらいから活発になります。


 そして9時前には四国最南端・足摺岬(あしずりみさき)に到着です。

 足摺岬は、高知県土佐清水市にある足摺半島の先端の岬です。土佐湾の西端に位置しており、足摺宇和海国立公園に指定されています。

 日本の灯台50選【足摺岬灯台】に向かって散策します。


 日本の灯台50選【足摺岬灯台】の遠望です。

 足摺岬灯台(あしずりみさきとうだい)は、高知県土佐清水市にある足摺岬突端に建つ灯台です。

 何度も訪問していますが、いつも強い風が吹いており、天気に恵まれることが少ないです。先端感が出ているのが良いですね。


 足摺の七不思議とされる案内板が設置されています。こちらは「大師の爪書き石」です。

 爪で岩を彫れる弘法大師・空海さんです。ウォーズマンかよ。


 足摺岬灯台に到着です。

 足摺岬灯台の初点灯は大正03年(西暦1914年)04月01日です。かつては八角形のコンクリート造でしたが、昭和35年(西暦1960年)にロケット型の灯台に改築されました。


 足摺の七不思議「亀呼場」です。

 案内板によると、弘法大師・空海がここから亀を呼び、亀の背中に乗って前の不動岩に渡り、祈祷をされたといわれています。

 空海さんレベルになるとは召喚術も習得されています。


 この岩が、空間さんが祈祷した不動岩かな?


 足摺の七不思議「大師一夜建立ならずの華表(とりい)」です。

 天邪鬼に騙される空海さん。


 案内に従って歩くと灯台撮影スポットに戻ってきました。


 足摺の七不思議「ゆるぎ石」です。

 この石を乗り揺るがすと、その動揺の程度によって孝心を試すといわれているそうですが、私が押しても一切揺るぎませんでした。つまり私は孝心の塊ということでしょうか。


 足摺の七不思議「不増不滅の手水鉢」です。

 石に溜まった雨水に見えますが、弟子に先を越された賀登の涙が造った不増不滅の水です。


 足摺の七不思議を5つほど見てから四国八十八ヶ所霊場38番札所【金剛福寺】に立ち寄りました。

 天気が良かったら全部見て周りたかったんですけど、天気に恵まれませんでした。ちなみに足摺の七不思議でありながら、9箇所ポイントがあるようです。


 金剛福寺(こんごうふくじ)は、高知県土佐清水市足摺岬214-1にある真言宗豊山派の寺院です。

 金剛福寺は、寺伝によると、弘仁13年(西暦822年)に弘法大師・空海がこの足摺岬を訪れ、水平線に広がる大海原の彼方に補陀落の世界(観音菩薩の理想郷)を感じたと伝わります。

 嵯峨天皇(第52代陛下)に奏上し、勅願を受けて金剛福寺を建立したと伝えられています。


 お遍路さんの旅路を少し思い出しながら次のターゲットに向かいます。

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